シール機能をもつ機構要素として、Oリング、ガスケット、Uパッキン、Vパッキン、ダストシール、オイルシール、メカニカルシールなどがある。その中でOリングが特に広く用いられる。


図 油圧シリンダで用いられる、Oリング、Uパッキン、Vパッキンおよびダストシール

 ダストシールは往復運動部に用いられるOリング・Uパッキンなどの外側にセットし、塵埃の侵入で、パッキン類の損傷を防止する目的で使われる。


図 エンジン冷却水ポンプで用いられるオイルシールとメカニカルシール


図 各種のシールとその構造・特徴


図 各種のシールとその構造・特徴(その2)


表 オイルシールの材料

【設計のアドバイス】
 シール部分を解体した場合、そのシール材は再使用してはならない。使用されたものには永久ひずみが残るため、再使用するとシール力が不足し、漏れの原因になる。