ホッパー内部の材料はホッパー下部のカットゲート弁の開閉で排出量をコントロールされる。図1のように、カットゲート弁をエアシリンダで開こうとしたが、開かなかった。調査した結果、ゲート弁とホッパー下部摺動面とのすきまに材料粉が噛んでいることが判明した。対策として、図2のように、カットゲート弁の回転中心をホッパー中心より駆動シリンダー側に偏心させ、ゲート開放にともないすきまが大きくなるようにし、材料粉が噛み込まない構造に変更した。


図 1.ホッパーのカットゲート弁構造(対策前)

 ホッパー中心線にカットゲート弁の回転中心を設けると、すきまは変化しない。


図 2.ホッパーの偏心カットゲート弁構造(対策後)

 ゲート弁の回転中心を偏心させることで、閉時にすきまゼロだが、開くに従ってすきまを大きくできる。