ロッドミル内のゴムライナーは、図1のように、ミルの軸方向に4分割されている。ロッドの挙動による摩耗で定期的にライナーが交換されるが、ロッドの端部が当たるライナー両端部の摩耗が特に激しい。そこで、図2のように、摩耗の激しい部位のゴムライナーをさらに分割し、取替え部品を軽量化して整備性の向上を図るとともに、材料費の削減を図った。


図 1.ロッドミル内ライナーの配置(改善前)


図 2.ライナー端部の分割(改善後)

【設計のアドバイス】
 摩耗しやすい部分が予測できる場合、整備性や材料費を考慮する。なお、上記の場合、分割したライナーの締結ボルトの強度計算見直しは不可欠である。