試料を空気で圧送する図のような気送子で、試料を自動取出しとするために、蓋をねじ込み式からワンタッチボタン方式とした。ワンタッチボタン方式は、図のように、蓋に爪を設けて筒と結合する構造である。ところが気送子内の試料が筒の爪結合部に引っかかり、自動取出しができなかった。対策として、筒内部にテーパ部を設け、試料がすべり出るようにした。


図 気送子構造と試料取出し対策

【設計のアドバイス】
 2つのものがはまる設計では、テーパが何かと便利である。ロボットでボルトをめねじにいれて回す時、軸を穴に圧入する時、などめねじや穴にテーパが少しでもついていると、組立が非常にやりやすくなる。

【思考演算の説明】
 詰まらないように爪を改良する代わりに、テーパを付加した。