図1のような装置で、ミクロンオーダのフィラー入りの液体を、絞りバルブを用いて微小流量制御をおこなった。最初は調節できたが、時間とともに流量が減少し、ついに液体が出なくなった。液体内のフィラーが絞りバルブ内に堆積したためである。対策として、図2のように、可変容量ポンプで流量を調節するように変更した。
フィラーが堆積する個所を無くした。
【設計のアドバイス】
可変容量ポンプでも、ビニール製のホースをしごくようにして容量をコントロールするものならばよいが、注射器のようなシリンダを2本用いて容量をコントロールするものは、対策前のように注射器の絞り口にフィラーが溜まってうまくいかなくなるだろう。