エンジン、ポンプなどの振動源を構造体に設置する場合、振動を吸収するために、振動源を弾性ゴムなどで支持する。この弾性ゴムが疲労破損した。振動で弾性ゴムが伸び縮みし、圧縮と引張りを繰り返したため、疲労破損した。


図 弾性ゴムによる支持方法

 弾性支持ゴムは組み立て時に、外力や振動で生じるであろう変位以上の初期ひずみを与えることで、その疲労寿命を長くできる。特に図に示すように、ゴムに予圧を与えて圧縮のみが働くようにするのが効果的である。