配管や容器をヒータで加熱し一定の温度に調節する時は、一時的に、PID制御の温度調節器で制御する。そして、過昇温による火災を防ぐため、図に示すように、ある温度以上になったときに回路を遮断するように設定した温度調節器を別に設ける。なおPID制御とは、比例(P)、積分(I)、微分(D)の各演算動作を組み合わせた制御をいう。


図 加熱・温度保持装置

 過昇温が起こるのは、TC1(起電対)が何かの原因で外れたり、またはTC1が配管や容器に密着せず浮いたり、温度調節器1が故障したり、あるいはヒータが故障したり、した場合である

【思考演算の説明】
 温度調節と過昇温防止とを分離する。