配線などの導体内を電流が流れるとき、図のように、周波数によって異なる電流密度分布が発生する。つまり、高周波になるほど、電流が導体表面に集中して流れ、抵抗が増加する。この現象を表皮効果という。図の表皮厚さδは、次式で表される。ここで、周波数f、透磁率μ、体積抵抗率ρである。


図 導体の表皮効果