伝送線で、途中にタップオフ(配線が分岐すること)がある場合、容量負荷となって負荷反射ノイズが発生する。負荷反射ノイズは次式で表される。
Zo×C
Vn=―――――×V
2×Tr
Vn:負荷反射ノイズ〔V〕
Zo:伝送線の特性インピーダンス〔Ω〕
V :信号振幅〔V〕
C :タップオフ負荷の静電容量〔F〕
Tr:信号の切替り時間〔sec〕
この例ではノイズ振幅が信号振幅の半分に達し、安定した信号の伝送は期待できない。
【設計のアドバイス】
高速な信号を伝送する場合は、タップオフ容量を低減したり、シリアルに接続したりして、極力、負荷を小さくする。